マンション総合保険の比較検討で再調達価格を揃えるこ事はナンセンスだ!
マンション総合保険の比較検討をする際、条件を揃えてってことになるのだが、いまだに「再調達価格」を揃えて比較検討をしているマンションがあるが、ナンセンスだ。つまり意味がない。再調達価格を揃えると、S社以外の保険料が10%ほど割高になる。その理由は・・・・・
マンション保険の比較検討で必要ない数値があるそれは?
マンション総合保険を管理組合で比較検討する時、保険金や補償内容を揃えて比較検討する。
建物保険金
個人賠償責任保険金
施設賠償責任保険金
補償内容(特約)
ここまでそろえて検討することが大事なのだが、後生大事に「再調達価格=共有部分の価格」まで揃えて検証している場合が殆どだ。PIAのマンション総合保険の比較検討では、当たり前のことだが調達価格は揃えない、各社ばらばらだ。
何故か?
再調達価格は保険会社が契約引き受けに必要な条件で、管理組合にとっては関係ない数字だから
建築単価が各社違うので、一緒にするとS社以外の保険料が高くなってしまう。
再調達価格を揃えることにより、本来安く計算できる保険料がわざわざ高い保険料しか計算されなくなってしまう。何故かって、マンション総合保険ではM社を除いて他の保険会社は再調達価格により、保険料の計算テーブルが変わってくるので、再調達価格が高くなれば、保険料は高く計算され、再調達価格が安ければ保険料も安く計算する。そういう仕組みになっている。
建築単価が違うと何故保険料が違うか?
マンションの再調達価格(共有部の建物価格)は次のような計算式で求められる。
再調達価格=マンションの延べ床面積×建築単価×60%
ここで大事なことは、建築単価は業界統一ではなく、
保険会社によって違う。
県別によっても違う
県別の変化設定も保険会社ごとに違う
つまり、大元の数字が違うのでここを統一してしまうと、再調達価格の高い(建築単価の高い)損害保険会社に合わせると、他の損害保険会社は自動的に保険料が高く計算されるという事になる。
業界最高値の建築単価はS社!
昨年来、どういう理由かわからないけど、S社の建築単価が上昇。東京地区でこの2年で約15%も高騰した。他社は据え置きだ。一概には言えないけど、建築単価に比例して、S社の再調達価格も自動的に約15%高騰することになる。つまり、保険料の計算テーブルが自動的に15%アップのテーブルで計算されることになってしまう。
通常の保険料自体も、ここ3年で、5年ごとの保険料設定となり。築年数10年以下の保険料は安く、築10年~20年の保険料は高くなり、築20年以上の保険料は異常に高くなった。
S社の場合、建築単価を上げたことにより、管理組合が気が付かないうちに、同じ保険金でもさらに保険料が高く計算されることになってしまった。保険料が頻繁に改定されているので、管理組合には把握できない事象だ。
その代わりに今年から導入されたのが無事故割引だ。
つまり建築単価を上げベースの保険料を上げて、無事故の場合の保険料を割り引くという方式い変わった。
建築単価の値上げを分かりやすく説明すると・・・
スーパー、衣料品店などで問題になった販売方法がある。
5000円定価の物を特売で20%引きで4000円で販売。
大特売と称して、30%引きとかいて、定価を知らない間に6000円として4200円で販売
結果的に通常の特売より、200円高く売られていたことになる。
そんなことがあって、社会問題になった記憶がありませんか?
つまり、S社は管理組合が気が付かないように、この定価を15%値上げしてしまったことになる。
建築単価の15%Upは本当に必要だったかもしれない。でも、他社が据え置きってことを考えると、ほんとに建築費が高騰したのかなと思ってしまうのはす~さんだけかな?
ここのところマンションの販売価格は低下傾向(タワーマンションは別にして)ということも考慮して、本当に建築単価が上がっているのか?そこに何らかの意図があったのか?という疑問がわく。どう見ても建築単価は下がっているような気がするのだけどね・・・・
計算システムで自動的に計算されてしまうので、損害保険代理店も管理組合も見落とがちなのだけど、知らないところで保険料が高騰するのっていちマンション住民としては気持ちのいいものではない。
byす~さん(へなちょこ社長)
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by鈴木洋二
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