保険営業の手数料の開示議論が・・・!サラリーマンにあなたの給料いくら?と聞くようなもんだ!
トヨタに、プリウス1台売ったらいくら儲かるの?
そんなの答えるわけないじゃん(^-^;
車の原価なんて企業秘密だし、企業のコストダウンの努力の成果だから言わないよね。然るに、生保の手数料開示の議論がまたぞろ賑わしているようだ。
余計なお世話だ!
っていいたいな・・・・
保険営業は難しい職業だ
SONY生命時代、保険営業は5000人いた。本社を含むスタッフは約1000名。保険会社としては非常にコンパクトで生産性の高い企業だったと思う。しかし2年以上勤務する営業は半数もいなかったのではないだろうか?収入についても約20%は東京都の最低賃金に近い収入だったと思う。営業5人でスタッフ1名を雇うという構造。
固定給はなく、すべて能力給だったので契約を取り続けられない人は去っていく。そういう厳しい環境での仕事だった。年収1000万以上(経費は自前)以上の人は上位2割(1000人)くらいだったように記憶している。
代理店として独立してからは、交通費、事務所経費、通信費、研修参加費等軽費はすべて自前。税務署でも保険営業は個人事業主扱いで、経費として収入の約40%まで認められていた。
つまり。年収1000万円の人の収入は600万円、軽費が400万円だという事。会社勤めのサラリーマンの方とはずいぶん違います。
国内生保の統計でも1年間営業を続けられる人は約50%、2年以上継続できる人は約5%、そう2年たつと95%の人が辞めて行ってしまう。それくらい難しい業界だという事。
保険屋という言葉の裏ではこの業界の人は必死に勉強し、活動を続けているのです。代理店の保険営業と保険会社所属の営業の人の収入体型は違うので同じテーブルでの判断はできないけど、経費面とかの仕組みは一緒です。これだけ勉強する業界は珍しいと思う。勉強は多岐に渡る。
にもかかわらず、
契約を取れなければ確実に収入は減るというのがこの業界の真理です。
生保と損保の手数料の違い
損害保険代理店の手数料が高いいという議論は起きないが、生命保険の営業の手数料が高いと言う議論はよくされる。へなちょこ社長は生損保の代理店をしているので、両業界の手数料の中身を紐解いてみた。
【生保の手数料についての考察】
生命保険の手数料どっかのブログに乗っていた計算値を使うと、月2万円の契約(生保の個人契約としては高い方です)を取ると年間保険料24万円、営業の祖受取手数料は最大36万くらいになります。つまりこれが高いという議論になっています。
へなちょこ社長はこの業界に入って22年、最初の客様からもいまだに住所変更や給付金の手続きをしています。つまり24万円の手数料で30年間フォローしたとして、年間8千円になります。そこから生活費、電話代、文書通信費、費やす時間を考えて高い!なんてこといえませんよね。
1000万円の収入確保するには、1000万÷36万=30人、そう毎年30人の契約を取り続けなければ1000の収入は稼げない事になります。経費分差し引くと30人の契約取ると、600万円の収入となります。
この収入の中で、家を買い、子供達に大学を出させ、老後の資金を貯蓄しなければなりません。
ソニーの学資保険なんて、保険料月1万円で手数料が1000円ちょっとなんて営業にとってはばかげた商品もあります。電話かけて1回訪問すれば経費が飛んじゃいます。こういう手数料を考えるSONY生命って営業の生活給なんて発想はないんでしょうね、きっと・・・
1契約の30年間の手数料受取総額はなんと36万円
【損保の手数料についての考察】
年10万円の保険料(高い方の契約)の自動車保険を契約すると、手数料が約2万円。ところが自動車保険は6等級から20等級になると保険料が半分になるので手数料収入も半分になります。1台契約して20等級なら2万円ととして試算してみます。
自動車保険で1000万円お手数料を確保するには、1000万÷2万=500台 の契約が必要になります。自動車保険は1年契約なので、毎年契約更新すると毎年手数料が発生します。新規の契約は、契約件数が減った分を補充していれば1000万の収入はほぼ確保できるという事になります。
問題は、車500台の契約更改作業 400台÷12ヶ月≒42台、つまり休みなしで毎日1.4台以上の契約更改作業しなければならないという事です。
損保も生保と同じように経費は自分持ちなので大変です。
年収2000万を稼ぐなんて死ぬほど努力しないと実現できません。
生保も損保も、一度契約をいただくと企業が存続する限りお客様すべてのフォローをしなければなりません。そういうことを念頭に置いて手数料の議論をしてほしいものです。
どう考えても、生命保険の営業って手数料が少ないなと感じるのはへなちょこ社長だけでしょうか?
生命保険会社の労働分配率は凄く低く、損害保険会社の方が働く人に対して正当な手数料の支払いをしている。
と言うのが明々白々だ!!
損保の30年間の総受け取り手数料は2万×30年=60万円
企業に対するインセンティブ
保険会社は販売高に応じてインセンティブを準備しています。金融庁のメスが入っているのはここの部分だと認識しているのだけど。何となく議論が保険営業の手数料は高いなんてことに混同されているようなので、ちゃんとわけて議論してほしいなと思う。
生活給としての正当な対価を考えると保険の手数料は低すぎる。企業経営としても成り立たたない収入体系だ。
生活給としての手数料は、以上で述べたように決して高いとは思っていません。
一人のお客様を30年、40年フォローするために、いくらの手数料がいいか?
へなちょこ社長も生保のお客様が500人近くいますが、いまは古い契約のお客様からは手数料は発生してはいません。
お客様にとって
担当がころころ変わってもいい?
ずっと一人の人が担当するのがいい?
担当なんていらない!
ネットでいいよ!
議論の分かれるところですが、
PIAは、へなちょこ社長はできるだけ長くフォローできればいなという想いで、「保険のソムリエPIA]を経営しています。
契約いただいたお客様にいつも言う言葉
携帯の向こう側にへなちょこ社長がいるからね、安心して・・・!!
ってね(^_-)-☆
保険営業の本質は「愛」だよ・・・・
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by鈴木洋二
マンション総合保険の保険ソムリエPIA
医療保険がん保険の保険のソムリエPIA、保険のソムリエサポートセンタ-
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